お肌のバリアー機能
皮脂膜という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
皮膚にある汗腺から発生する汗と、皮脂腺から分泌される皮脂をエサとして分解して表皮ブドウ球菌は、天然クリームを作ります。実はこれが皮脂膜と呼ばれるものなのです。
この天然クリームが皮膚表面の角質層にとっての充分な水分量を保つことでお肌のうるおいを保持するとともに、外界から受ける様々な刺激からお肌を守ってくれます。
われわれのお肌は常日頃から、空気の乾燥や気温の変化、排気ガスやほこり、紫外線や雑菌、ダニやハウスダストなどといった実に様々な刺激にさらされているわけですが、 この天然クリームがそれらの刺激からお肌を守り、有害なものの侵入を防いで、お肌に必要な水分量を保つという、とても大切な働きをしているのです。 この働きのことは「バリアー機能」と呼ばれています。
皮脂と汗と表皮ブドウ球菌のバランスが保たれていれば、表皮ブドウ球菌がイキイキと育って活動し、天然クリームも作られ、お肌の良い循環が保たれます。
このバランスを保つのがプライマリーなのです。